カテゴリ:ベイエリア暮らし( 7 )

海外運

 また、車が壊れた。先月ラジエターが壊れてオーバーヒート寸前で全交換をしたばかり。タイヤも3日前に2本新しくした。今回は、3時間ほどのドライブ後San Rafaelを走っていたときのこと。なんだかギアの入りが悪い。オートマティックだが、Lowからsecondへつながらない。嫌な予感がしてはじに寄せた。シフトレバーを入れ替えてもどこにもつながらない。なんと、そのまま動かなくなってしまった。場所はフリーウェイに入る測道・・・。観念してAAA(トリプルAといって、日本のJAFのようなロード・サービス)に電話。45分ほどできてくれることに。まいったな〜〜とおもっていると、ものの5分もしなううちに一台のレッカー車が後ろに止まった、なかなか早いじゃんとおもったら、ハイウエイパトロールの強面の方。ここに止めることはできないんだよ、といわれ、そりゃー、わたしも止まりたくてとまってるわけあじゃ〜と思う間もなくどんどんtow(レッカー移動のこと)の準備をはじめてる。あ、あの、わたしAAAに頼んだんだけど???取りつく島もなく「次のEXITまで動かすから」といわれ、素早く準備完了して、わたしもトラックに乗り込んた。
 ハイウエイでは、AAAの作業ができないらしく、とにかくハイウエイから外に出すことが彼らの仕事らしい。ちゃんと無線でAAAと連絡をとって、すぐに待ち合わせの場所を決め、AAAも追って到着した。ハイウエイパトロールの方は、再び素早くわたしの車を降ろして何も聞かずかっこ良く立ち去っていった。安全のためのサービスで、なんと無料。ちょっとうれしい。
 
 到着したAAAの人に事情を話し、わたしはトランスミッションのトラブルだと思うと伝えると、それじゃあ、ここから5分のトランスミッション専門の修理工場に置きにいこうということに。再びTowの準備。
 こちらに来て早々、Towは苦い経験がある。ポイントレイズにいった帰りに、いきなりflat tire(パンク)になった。その頃は、5時を過ぎると真っ暗で、アメリカは日本と違って道に電灯がほとんどない。山の中。真っ暗。車もめったに通らない。携帯電話も圏外。これって、かなりこわいです。いや、こわかったです。偶然通りかかったインド人のカップルがとても親切に助けてくれ、命拾い・・。AAAにきてもらい、タイヤを替えようと思ったら、ホイールのロックの鍵が見つからない!そんなものがあることも知らず、残る選択はTowのみ。家まで永遠引っ張ってきて、えらい金額となったのだ。
 今回もTowの金額におびえ、いつも頼んでいるメカニックのところはあまりにも遠いので、やはり近くの修理工場に頼むことにした。

 近かったのでTow代は、AAAがカバーしてくれた。よかったよかった。が、しかし、
翌日トランスミッションの全交換が必要との知らせを聞き、絶句!しめて$1.700なーり。わたしが帰国するまでに、この車はかなりいい状態に仕上がるんだなー。

 そんな話を友人にすると、
「いやー、ついてるね、やっぱ海外運があるんだね、いいところで止まるなんて、その車なかなか心得てるよね。そんな近くに専門修理工場もあるなんてさ。たしかラジエターのときも、オイル交換にいったら偶然メカニックの人が見つけたんだよね、やっぱ、ついてるよ!」
 まじですか?中古車だとはいえ、買って7ヶ月でラジエターもトランスミッションも全交換て、かなりついてないと思うんですけど・・・。でも、考えてみれば、車を買ってからなんとすでに2万キロも走っている。アリゾナの砂漠で止まることだって充分あり得たわけで、そう考えれば、そうともいえる。ものは考えようってことですね。
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by artaira | 2005-05-17 12:29 | ベイエリア暮らし

cat & house sitter ,and POP

先週末、リンダの家のcat & house sitterを頼まれた。旧友のご葬儀に参加するため、急遽サウス・カリフォルニアに向かうことになったためである。リンダは、うちから車で20分ほどの、サンアンセルモという美しい町に住んでいる。彼女の家には、いたるところに著名な写真家のファインプリントが掛けられ、ネイティブアメリカンをはじめ、アジアや世界各国の骨董が無数に置かれている。まるでギャラリーか博物館かと思うような見たこともないすごい家なのです。3匹の猫のお世話とともに、彼女の暗室を自由に使っていいという素晴らしい提案をいただき、8x10のネガを使ってPOP(太陽光を使う古典技法によるプリント)のプリントにチャレンジすることになった。事前に数回の個人指導を受け、彼女の㊙暗室ワークを修行中の身であるが、実際に自分で行うのは初めてである。先日、リンダが恐れ多くも私のネガをプリントしてくれて、感謝感激だったのですが、ネガのコントラストが足りないなめ、浅いプリントとなってしまったので、今回は、そのネガをトーニングしてコントラストをつけてから、再度プリントしてみようということとなった。
 ネコと暮らすのは初めてである。実をいうと、花粉同様わたしはネコアレルギーでもあるのだ。いままで彼女の家で、そう感じたことはなかったし、リンダの家は広いので、きっとアレルギーも薄まるだろうという何の根拠もない希望的観測で2泊3日を乗り切ろうと考えた。
 昼間は少しくしゃみがでるかな〜〜というくらいだったが、問題は夜である。リンダのベッドに寝ていると誰かが私の顔の上で寝ていたり(もちろんネコのことである)、悲しいことに近距離を避けられない。翌日は結構症状がでてきたが、そんなことを気にするのはいっさいやめにして、鼻水を流しながらも彼らと楽しむことに決めた。
 ネコたちの名前は、ビーナス、マース、ルナ。ビーナスはプライドの高い女王様、マースはロシアン・ブルーの静かな男の子、ルナは同じくロシアン・ブルーのまだ1才にならないの甘えん坊。ネコには、嬉しいとか悲しいとかの表情がないものなのかと思っていたが、こうやって1日中一緒にいてみると、彼らにも、微妙な変化があることを知った。一番意外だったのはビーナスである。彼女はいつもどこかお高い感じのよそよそしい雰囲気があったが、遊んでみるとすごくやんちゃで魅力的だった。
 私が朝起きると、みんなわたしのところに集まってきて、「Let's go!」というと、一斉に1階に駆け下りていき、朝ご飯をまっている。外に出かけていっても、夜になれば、必ず帰ってきて、わたしの前でコロンとおなかを出して甘えてくる。
わたしも、少しだけ彼らの家族気分を味わうことが出来た・・・。やっぱり命あるものと接することは、いいものだな。

 セレニウムトナーのアンモニア臭のなかで、くらくらしながらトーニングを終え、いざプリントとおもったが、なんと、週末中、どよんとした曇り空。プリントは、また、次回にBe Continueとなった。

 日本食を作ってリンダの帰りを待った。教育についてひとしきり語り合いながら、ワインが進んだ。リンダは、素晴らしい師匠である。なんといっても、スケールが大きい。こころ優しい女性的懐の広さも、尊敬。彼女の話を聞いているとわたしも、もっと、多くのことにチャレンジしたいと、勇気が湧いてくる。
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by artaira | 2005-04-25 04:36 | ベイエリア暮らし

Dog-Sitter

c0029032_405521.jpg 先週末、dog sitterなるものを体験した。 baby sitterは日本でもよく耳にするが、こちらでは、代わりに世話をする人のことを、house sitterやらdog sitterと呼んでいる。
 今回のミッションは、2匹のジャック・ラッセル・テリア兄弟のsitterである。友人のニューヨーク出張の間、彼らとのお留守番を仰せつかった。今年の1月、17年を友にした愛犬を亡くしたわたしとしては、彼らと過ごす休日がすごく待ち遠しかった。
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1才弱のパピーの彼らは、超ラプリーである。テディ・ベアをこよなく愛するブラウンへヤーのお兄さんマグネットは、とても繊細で観察力抜群。弟のブレットは、名前のごとく弾丸のように突っ走っていく、天真爛漫な甘えん坊。ジャック・ラッセル・テリアは、一見すごくアグレッシブだが、実は賢く繊細。おどろくほど物覚えがいい。歯を剥き出しにした一見喧嘩のように見える彼らの格闘も、彼らならではのコミュニケーションとリクレーションのようだ。見ていて全然飽きることがない。また、聞き分けがいい。だが、彼らには英語じゃないと通じない!幸いなことに、わたしの英語も彼らに無事通じ、ちょっぴり自信が持てた(笑)。
 彼らとのお散歩は、運動不足の私の助けにもなり、たった2泊3日だったが、いつになく充実した週末となった。自分を待っている存在があるって、いいものだなー、なーんて思った。また、彼らのsitterになりたいなー。

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by artaira | 2005-04-14 04:44 | ベイエリア暮らし

シャスタ温泉初体験

シャスタの西に、ステュアート・ミネラル・スプリングスという温泉がある。ここはネイティブアメリカンにより発見されたアルカリ度の高い温泉である。小さな個室には、猫足のバスタブが置かれ、その上に怪しいロープが下がっている。空のバスタブに蛇口をひねって自分でお湯をはる。乳白色のお湯に足を入れる。と、これがすごい。お湯がめちゃくちゃ濃ゆ〜〜い。そしてなんというか、にゅるにゅるすべる。私には大きいバスタブのなかで、ころんころんとすべりながら、バランスをとるのに必死。なるほど、例のロープにつかまらないと、溺れてしまう。20分もするとなんだか体がぴりぴりしてくる。いろんな温泉があるものだなー。
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by artaira | 2005-02-03 10:35 | ベイエリア暮らし

Fireplace 暖炉のある暮らし

 サンフランシスコの冬は、東京ほどではないが意外と冷え込むことも少なくない。暖房だけではなんとなく底冷えする夜は暖炉をつかう。冬の夜、外にでるとなんとも焼けたにおいがするので、最初は山火事かしら?と思ったけれど、これは家庭の煙突からでてくる暖炉の煙のにおいだったのだ。暖炉のある家はけっこう多くて、郊外の家にはだいたい煙突がある。実は、わたしの借りたアパートメントにも、暖炉がある。使ったことがなかったのでずっと遠巻きにしていたのだが、風邪気味になったある日、部屋の暖房だけではがたがた震えてしまうので、「暖炉だ!」と意気込んで薪を買ってきて火をつけた。すると、煙がもくもくと部屋中に広がり、暖かくなるというより、スモークされた状態で、のど痛はますます悪化の一途をたどった煙たい初体験だったが・・・。毎回、試行錯誤を繰り返し、最近はかなりコツを覚えてきたように思う。
 スイッチを押せば部屋が暖まるというのではなく、薪を燃やすという作業は、遠い昔、わたしたち人間が見つけた知恵。なんだか、原点に戻るような新鮮な気持ちになる。パチパチと音をたてて燃える蒔きを眺めながら、冬の夜を味わう。時には焼き芋をしたりして。これが、けっこう楽しい。友人が来た時には暖炉を囲んで語らう。
暖炉のある暮らし。どんどん便利な時代になっても、これは変わらないんだろうな、きっと。アメリカにおけるスローライフ。結構、好きだな。
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by artaira | 2005-01-17 21:06 | ベイエリア暮らし

バナナの皮

 バナナの皮ですべって転んだという話しを聞いたことがありますか?小さなころ、アメリカの文化の端くれにあったこんな話しに憧れにも似た思いを感じたことがありました。小さななわたしは、バナナを食べた後、その皮を道においてどんなふうにすべるのか、乗ってみたりして。でも、ぜーんぜんすべらなくって、この話しほんとかな〜〜、なんて思ったりしてました。ところがところが・・・。先日、こちらでお友達になったとっても素敵なかたのおうちの帰りに驚くべき体験をしたのです。その日は、雨。サンフランシスコは、冬が雨期だって知ってました?寒い冬に雨降りなのです。毎日に近く雨なのです。この間、ニューヨークから来てくれた友達も、「毎日雨なんて、聞いてないよ〜〜〜」なんて、がっかりしてました。それくらい雨、雨、雨。その晩も、かなりの豪雨、車を止めたのは17st.にほど近いVermontの下りの坂道。大きな段ボールを抱えた私は前が見えない。もちろん、下も見えない。運転席のドアに鍵をさし込もうと思ったその時、つるっとすべっておもいきり尻もちをついた!!!痛った〜〜〜、なにがなんだかわからなくやっとのことで立ち上がり、なんで???とおもって足下を見たら・・・。そこには、真新しい黄色いバナナの皮が・・・。「誰だよ〜〜こんなとこ置いたの〜〜!」マンガとしか思えないこのj状況!!長年の疑問を一瞬にして体験し、バナナの皮の恐るべき真相を目の当たりにしたわたしだった。それにしても、なんでよりにもよって雨の夜にあそこにバナナの皮があったのかは未だわたしの釈然としない疑問である。それがアメリカなのかもしれないが・・・。
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by artaira | 2005-01-14 13:48 | ベイエリア暮らし

I miss Linda's tree

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きょうは、リンダの家のクリスマスツリーを撤収した。リンダ特製のクラブシチューをいただいた後、8人掛かりで4時間もかかって片付けた。
  去年、リンダとツリーを買いにいって天井までの見事な大木をゲットしたのがついこのあいだのよう。12月になると、空き地にいきなりツリー屋さんが出現し、サイズ別のツリーが勢ぞろいする。なんだか、日本のお正月のしめ飾り屋さんを思いだす。ツリーは、車の屋根にのせて運ぶのがこちらのスタイル。この時期はどこでもかしこでも、こんな姿で走ってる車を見かける。わたしたちもツリーを車ではこび、二人でなんとかおろして、やっとの思いでお家にセットした。さて、その週末に飾り付け要員7人で、4時間かかって飾り付けた!リンダは、ひとつひとつにオーナメントに想い出があり、「これは、両親が私の小さい頃に買ってくれたものなのよ」と、箱から取り出しては、幸せそうに微笑んでいた。クリスマスツリーは、こうやって想い出ひとつひとつを、大切に飾っていくものなのだなと知った。これが、本当のクリスマスツリーなんだなーなんて。大事な人たちのことを思いだし感謝し、静かにホリディを過ごすのだ。
 翌日も、リンダと二人で3時間もかかって飾り付けが終了した。永遠にもくもくと飾り続けていると、次第に瞑想のようになってくる。リンダに「なんだか、飾り付けってメディテーションみたい」っていうと、とても受けてくれた。でき上がったツリーをみて、私が「これは、リンダのマンダラね!」というと、「クレイジーマンダラ!」といっていたずらっ子のように無邪気に笑ったリンダの笑顔が忘れられない。
 オーナメントの数は、多分800個以上はあると推定され、それはそれは豪華なツリーとなった。想い出がたくさんかけられたツリーは、いつ見てもほんとうに暖かく、こころに響く輝きをしていた。
 盛大なクリスマスパーティも終わり、ニューイヤーの行進も終わり、いつのまにか撤収の時期がきていた。
 ツリーがきれいにかたづけられ、がらんとしたリビングは、どことなく物足りなくあの暖かい空気から、凛とした雰囲気の部屋に戻っていた。わたしは暖炉の火をくべながら、また時間が過ぎていくんだなと、こころのなかでつぶやいた。
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by artaira | 2005-01-13 19:53 | ベイエリア暮らし