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ファインディング・ネバーランド

ファインディング・ネバーランド_c0029032_18133772.jpgきのうの夜、私の住むティブロンのシアターで「ファインディング・ネバーランド」を観た。日本では「ネバーランド」というタイトルのようだ。1900年初頭、劇作家として活躍したジェームズ・バリが「ピーターパン」を創りだすまでの、実話なのだそう。妻との関係に冷えきったジョニー・ディップ主演のジェームスが、偶然公園で出会った未亡人とその4人の息子たちとの交流を通し、「ネバーランド」とは何かを描いた作品。とりわけ感受性の強い三男のピーター(フレディ・ハイモア)とのこころのやり取りが思わず胸を熱くする。最愛の母の死に直面した傷心のピーターに、ジェイムスが「いつでも心の中に母は生きている」と伝えるラストは、そう「想像し」、「信じる」ということがすべてと語る。ひとはそうやって生きていくのだ。苦しい現実のなかで、夢や希望、大事な人との想い出をこころのなかで育みながら、だから、生きていけるのだ。生きることや、生きる意味、そして、生きていくために必要な強さを感じさせてくれる。映画の素晴らしさは、まるで自分が主人公のように、ほんの数時間でも、違う世界に生きさせてくれる。見終わった時には、わたしも信じることの大事さを体験したように改めて実感してしまった。希望をもって信じ続けること。信じるおもいの強さが、人生を切り開いていく強さとなること。まさに。I agree it!
 人生は、実は映画と同じように思う。リアリアリティーを帯びた想像の世界。よくも悪くもなく、自分が描いたストーリーの世界の中で人は生きているのだ。

 そして、現実に戻ってくると、火曜日は映画のディスカウントdayだったのだ。8ドル50セントのチケットがなーんと3ドル50セント引き。つまり5ドルでロードショウが鑑賞できちゃう。これ、やみつきになりそう。火曜は映画しよう!
by artaira | 2005-02-22 18:12 | 映画
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