人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あの雲のむこうへ

あの雲のむこうへ_c0029032_16314835.jpgサンフランシスコは、冬が梅雨。気温的には、ちょうど日本の五月雨といったところ。
意外だが、何日も降り続けることもめずらしくない。
毎日ざーざー降りか、暗く重たい空ばかりみていると、
ここはロンドンだったかなと思ってしまう。
何人もの友人が、「ロンドンはね、あの気候のせいで気持ちが暗くなるのよ」といっていた。
日照時間と人間のこころの関係性は、いうまでもない。
日照時間の少ないところは、鬱傾向がつよくなり、また、不妊症が増える。
人間だけじゃなく、太陽が当たらないと植物は花を咲かすことができない。
日陰は、絶対にからだによくないのだ。
太陽のエネルギーがあるから、命は生きていける。

梅雨の晴れ間を待って、撮影にでかでる。
写真を撮りはじめると、じめじめ気分も晴れて、
不思議とこころが元気になる。
わたしには、やっぱり写真が必要だと感じる。

写真からも命をもらう。
そして、しっかりと自分を実感できる。

あの雲のむこうへ_c0029032_16475050.jpgきょうは、8×10のカメラをもってSonomaにいった。
Sonomaは、Napaと並ぶカリフォルニア有数のワインカントリー。
広大なぶどう畑のおね一面に、菜の花がぶどうの芽吹きよりひとあし早く、
鮮やかに輝いていた。
そういえば、こちらは、もう、桜の花もピークを過ぎた。
日本より2か月ほど早いようにおもう。

梅雨が終わると、夏ではなく、一瞬にして過ぎていく新緑の季節がくる。
住み慣れた日本とは違う季節の変化も、新鮮で心地がいい。
あの雲のむこうへ_c0029032_9365575.jpg
帰り道、夕日が落ちてからも雲を追いかけていると、小さな飛行場でセスナを見つけた。

無性にあの雲の向こうまで、飛んでいきたくなった。
by artaira | 2005-02-19 16:54 | ひとりごと
<< ファインディング・ネバーランド オイル交換のはずが・・・ >>