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ポイズン・オーク

ポイズン・オーク_c0029032_1191243.jpgカリフォルニアなら、どこでも見かけるこのグリーン。一見なんの変哲もないきれいなプランツだが、これに触れると大変なことになってしまう。その名もポイズン・オークと呼ばれ、皆に恐れられている。日本でいえばうるしのような感じかな。ひどいかぶれをおこすらしい。先日、ここから3時間ほど101を北上したあたりの山で、ナチュラルな暮らしをされてる方々のお庭(といっても山ですが)でキャンプをした。なんと、ここがこのポイズンたちの宝庫!ありがたくないが、自然だから仕方がない。ところが、自分が気をつけていても、犬たちは野山を駆け回りポイズン・オークに触れまくる。その犬たちに触れる人間は、同じようにかぶれてしまう。おかげでお宅のわんちゃんたちは、すっかり遠巻きにされていた。
 自然界で暮らすということはこのような危険もある。なるほど、だから動物たちは、毛皮で皮膚をプロテクトしてるんだなんて感心した。

 人間は、毒を知る能力がある。
 毒だということがわかれば、あえて触れたりしない。

 余談だが、先日日本の友人と電話で話していると、彼女曰く。
「この間TVで精神科医の先生がいっていたんだけど、『鬱病のひとの周りには、必ずポイズン・ピープルと呼ばれる毒を出してる人がいる』んだって!」とのこと。
 「人を変えることはできない」という言葉の対極にこのように「環境で人は変化する」という事実もある。

 ポイズン・ピープルか・・・。
 
 人間界という魔界で生きて抜くために、どうやら厚手の毛皮を一着手に入れる必要がありそうだ。
by artaira | 2005-06-01 02:16 | ひとりごと
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